『サンシャイン・クリーニング』を見ました

『魔法にかけられて』のエイミー・アダムスと『プラダを着た悪魔』のエミリー・ブラントが共演して、家族のつながりと再生を描く、『サンシャイン・クリーニング』を見ました。

ローズ(エイミー・アダムス)は8歳の息子オスカーを育てているシングルマザー。学生時代はチアリーダーとして人気者だったが、今ではハウスクリーニングの仕事をしながら日々の生活を送っている。妹ノラ(エミリー・ブラント)は責任を全う出来ない大人になりきれない大人。ローズは不動産業の資格取得講座に出かけると称して、実際には元恋人の刑事マックと不倫を重ねている。。ある日、事件現場を清掃する仕事で大金が稼げると教えられたローズは、嫌がるノラを無理矢理誘って犯罪や自殺の現場の清掃業をはじめるのだった。

『魔法にかけられて』が好評だったのかエイミー・アダムスの出演作が続いています。この後には『ナイト・ミュージアム2』が公開間近。『魔法に…』では『ファンタジーのお姫様』の実写化で、始めた演技を見せてくれましたが、この作品では等身大に近い30代の女性を演じています。

アダムスの印象はやはり、明るいお姉さん的なイメージが強く、今回息子や妹沿いs手父のことまでも何とかしようとする、芯の強い女性と言う役にぴったりと合っていたと思います。また不倫関係についても、ずるずると関係を続けていながら決断を下し差無ければならなくなったときの、悲しみや戸惑いなど30代の女性が表現するであろう仕草をうまく表現していたと思います。

一方妹のノラを演じたブラント。表情からしてどこか斜に構えた、シニカルな印象を受けるが、この表情から受ける印象によって、作品中の家族に対する曲がった愛情と言うのがより判りやすく感じました。

二人の姉妹は母の死の真相により、家族に対するトラウマを抱えているのですが、妹ノラにとっては、いまだ母の面影を断ち切ることが出来ないため、その母代わりの姉に対して依存してしまう原因となっているのだと思います。

そのことがメアリー・リン・ライスカブ(日本では『24』のクロエでおなじみ)の演じるリンとの出会い、鉄橋の下で母を想い絶叫する姿、そして母に対する思いの違いを思い知らされるリンとの別れを経験知ることになります。これらのときのブラントの表情も、消して心のそこからその感情を洗わすのではなく、どこかで警戒をしているような、友阿藤を含んだ表情をする、臆病な症状の部分を感じさせてくれました。

やがて二人がはじめた事故現場の清掃業で、お互い協力し、現実に向き合うとき、父親を含めた家族が、再生していくように感じました。この辺の展開は、面白おかしくまとめる部分と、微妙な心理描写をこめた部分のように、硬軟あわせた構成で表情に面白い展開に仕上がっています。

終盤に向けておきる事件によって、『サンシャイン・クリーニング』と言う作品をどう締めくくるのか、そんな心配をしてしまいましたが、父と姉妹それぞれがさわやかに立ち上がってゆくことを感じさせ、見ていて気持ちの良い作品となりました。

父親役のアラン・アーキンとクリフトン・コリンズ・Jrが物語にいいタイミングで絡んでくるのも、メリハリがついていい感じです。

製作陣に『リトル・ミス・サンシャイン』のスタッフが入っていますが、ダメ人生、と言うか現実に流されている家族が、何かをきっかけに再生していくというテーマには何か通じる物を感じます。

さらに言えば、派手に演出されたハリウッド作品とくらべると、どうしてもチープさを感じますが、等身大の人間に起こる人生の小さな転機、普通の人々が日々生活する中の小さな出来事に焦点を当てる、といったドラマ重視の作品として、とても良く出来た作品でした。

公式HP:http://www.sunshine-cleaning.jp/index.html

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サンシャイン・クリーニング@映画生活

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☆★☆★☆エイミー・アダムス出演作☆★☆★☆

☆★☆★☆エミリー・ブラント出演作☆★☆★☆

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『アマルフィ 女神の報酬』を見ました

イタリアでのG8に対するテロ予告を受け赴任してきた外交官・黒田が、邦人の誘拐事件とその陰に潜む陰謀を暴く、『アマルフィ 女神の報酬』を見ました。

クリスマスを控えたイタリア。G8の開催にあわせて日本大使館に黒田が赴任してきた。黒田の赴任した理由は、G8に対するテロ予告が届いたためであった。一方、娘とともにイタリア観光に訪れた矢上親子が、美術館内で娘が誘拐されるという事件がおきる。

フジテレビが関係して織田裕二が出演していることから、『踊る…』的な色物作品かとも思いましたが、最近のTV局の関係した作品としては『映画』として成立している作品でした。

イタリア各所の名所を訪れながら、事件を解決していくという点では『天使と悪魔』のような作品と同じですが、邦画によくあるような無理に観光名所をまわるシーンを織り込むような事をしていないのはよい構成です。

誘拐事件とその背後に潜む陰謀を追う展開もリズムよく進められるので、2時間という時間を十分に生かすよくできたシナリオでした。

さて、主演の織田裕二ですが、この役では十分にその力を発揮しているといえると思います。多少表情が乏しく、感情表現を感じにくいのが難点ですが、黒田という役柄ではその点もカバーできる役だったと思います。

一方、違和感を感じたのは天海祐希。子供を持つ母親役ですが、この春の『BOSS』ので演じた役のイメージが強いためか、母親的な弱さという物を表現しきれなかったように思います。

出演陣が、フジテレビのドラマでよく見る顔がそろっていることが、どうもドラマのイメージがつきまといます。これも『BOSS』に出演していた、戸田絵里香が同じようにちょっとドジな新米役というのは、イメージ的にダブってしまいました。

上記のように映画としては十分に楽しめる作品ですが冷静に考えると、イタリアにおいて外交官が誘拐事件を縦横無尽に『捜査』して、しかもテロ事件をも解決するというのには、実際的には不可能なのでしょうが、いわば『映画』の中の世界で許されるぎりぎりの『嘘』の世界で展開していると言えばいいのでしょう。

あと、事件に関係する人が『いかにも』な風で、黒田達に声をかけてくるのは、興ざめでした。そのせいで何となく誘拐事件のトリックが途中で分かってしまいましたから…

公式HP:http://www.amalfi50.jp/

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アマルフィ 女神の報酬@映画生活

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☆★☆★☆織田裕二出演作品☆★☆★☆

☆★☆★☆天海祐希出演作☆★☆★☆

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『山形スクリーム』を見ました

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竹中直人監督が山形の庄内地方を舞台に、平家の落ち武者の怨霊が恨みを晴らすために村人を襲撃するホラー・コメディ、『山形スクリーム』を見ました。

山形県・御釈ケ部村(おしゃかべむら)に、歴史研究会の女子高生たちがやって来る。彼女たちを歓迎する村長達は、村おこしのイベント用に“スーパーほこら”をたてることを計画。古いほこらの取り壊しを歓迎イベントの一環として取り壊してしまう。そのことにより、800年前に村人をのろい死んでいった武者の怨霊が蘇ってしまう…。

竹中直人は俳優としても評価を受けていますが、監督としても独特の人間観を感じさせる作品をとっています。ただ、今作はどちらかというと『119』のようなコメディ作品でした。元々映画好きの監督なので、過去のホラー作品等へのオマージュが満載です。

と言うことで、完成した作品は正当派B級映画です。ホラー作品ではなくコメディ作品としてみるのが正解でしょう。

注目はやはり成海璃子。健康的な女子高生を等身大で演じていました。彼女を含め、ほかの3人も含めて大活躍でした。次の世代を担うであろう若手女優が、落ち武者達と激しいバトルを繰り広げました。本格的ではないアクションですが、見ていておもしろい展開です。

脇役陣にはベテラン勢が勢揃いしていますが、彼・彼女らもこのコメディ作品を楽しんでいるのが、映像から身感じることができました。ただそれらの俳優達の演技力が必要となる場面は…

アイディもストーリーもごくごく変凡な作品ですが、気楽に映画を楽しむのには十分な作品でした。個人的には好きな部類に入るといえるです。

あと成海璃子ファンは見ておいた方がいいでしょう。

レイク・サイドのキャンプ場やエルム街などホラー映画好きにとっては色々と名所というのがあります。そんなホラーの名所に果たして山形の省内地方がなれるでしょうか。

公式HP:http://yamagatascream.gyao.jp/

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Eigaseikatu

山形スクリーム@映画生活

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☆★☆★☆成海璃子出演作☆★☆★☆

☆★☆★☆竹中直人出演作☆★☆★☆

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『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を見ました

いよいよ終盤を迎える、ハリー・ポッターシリーズ第6弾『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を見ました。

ヴォルデモートの復活は次第に人間界も脅かすほどの力を持ち始めた。一方、ハリーはダンブルドアに連れられ、元教師のスラグホーンを訪ねる。スラグホーンはヴォルデモートのある秘密を握っている人物だった。

原作は7巻目が出版され、無事完結を迎えたと言うことですが、映画の方では7巻目が、前後編の2部作となるため計8作となる予定です。

さて、前作でのヴォルデモートの完全復活をうけ物語は始まります。そのため全体的な作品の印象は、非常に暗い物です。また、原作では次の巻が完結編と言うことだったためか、映像化された作品としてみると、今ひとつ盛り上がりに欠けた感じは否めませんでした。

もちろん話はそれなりに展開するのですが、その展開する話題が悪の軍団と直接の関わりがないハリー達の恋愛問題となっており、大事件を抱えながら小さな色恋問題に非常に多くの時間が割かれています。

意外な組み合わせや若者らしい恋愛の駆け引き。大人となった役者人の面目躍如と言うところでしょうか。

その割には各自の心理描写が希薄なため、何故ハリーは○○に恋するようになったのか、ロンはどうして急に注目されたがるようになったのか、等々。おそらく原作では表現されていた部分が大きくカットされているのだと思いますが、これでは作品単体としては楽しむことが難しいと思います。まあ、この作品『だけ』見る人がそれほど多いとは思いませんが…

と言うことで、話が大きく進むのは後半になってからです。残園なのは前作で活躍したルーナが顔見せ程度の扱いだったことに象徴されるように、前作までに登場したキャラが何人か登場していますが、どれも端役扱いだったことです。

そして、ある謎が解けると怒濤の大進撃で物語が展開します。ラストではかなりのサプライズがありますが、題名にもなっている『謎のプリンス』の扱いが低いのは何故でしょう?この題名(現代ではHALF-BLOOD PRINCE:混血のプリンス)だと、プリンスとは誰かというのが作品の軸かと思いましたが、意外な謎解きでした。

ラストに向けていろいろと種を仕込んでいるようで、そう考えると次の2部作と含めて3作セットで考えるというのが正解のような気がします。

そういった期待を込めて次作を待ちたいと思います。

公式HP:http://harrypotter.warnerbros.co.jp/site/index.html

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ハリー・ポッターと謎のプリンス@映画生活

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☆★☆★☆ハリー・ポッターシリーズ☆★☆★☆

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『ごくせん THE MOVIE』を見ました

仲間由紀恵主演の人気学園ドラマシリーズのファイナルを飾る、『ごくせん THE MOVIE』を見ました。

赤銅学園で教師を続けているヤンクミこと山口久美子は今年も3Dの生徒達に手を焼いていた。そんな時、ヤンクミの元に教育実習の大学生として元教え子・小田切竜がやってきた。

『ごくせん』は人気ドラマとして3シリーズ放送されてきたが、主演の仲間由紀恵以上に、生徒役を演じる若手俳優達が話題となっている。この劇場版にも亀梨和也、高木雄也、三浦春馬、 石黒英雄、中間淳太等が登場する。

しかし、その登場の仕方が過去シリーズの役者をとりあえず登場させるという物で、登場の必要性の全くない場面で唐突に登場してしまう。しかも台詞なんかもある物だから、同窓会の一場面を見せられているようだ。

ストーリー的にも前半と後半でほとんど別の物語で、もしかしたら1時間分の脚本を二つ合わせた物かもしれないと思った。果たしてこの脚本で2時間という時間、お金をもらえる物に仕上げられたと思っているのだろうか?

正直こんな作品ならば、TVの2時間スペシャルで十分だったのではないだろうか。

ただ、シリーズになじんできた人にはおなじみのメンバーが、おなじみの絡みを演じてくれたりするので、安心してみることができるとは思う。

正直この作品は劇場でお金を支払ってまで見る価値は、ほとんど感じられない。この作品を見るのであれば、ほかにも十二分に楽しめる作品が、いくらでもあると思う。

TV局のなりふり構わないPRのおかげで、興行的にはいい数字を出すだろうが、映画という文化に対しては悪い影響を出しかねない作品。製作サイドにはドラマの拡大版でお茶を濁すような、この手の作品について考えを改めてほしいと思う。

公式HP:http://gokusen-movie.jp/index.html

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ごくせん THE MOVIE@映画生活

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☆★☆★☆ごくせんシリーズ☆★☆★☆

☆★☆★☆仲間由紀恵出演作☆★☆★☆

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『それでも恋するバルセロナ』を見ました

スペインを舞台に、ウッディ・アレンが男女の複雑な恋愛関係を描いた、『それでも恋するバルセロナ』を見ました。

親友同士のヴィッキーとクリスティーナはアメリカを離れ、ひと夏をバルセロナで過ごすことになった。ヴィッキーは婚約者のいる恋愛慎重者。一方クリスティーナは恋愛に対して情熱派。二人はバルセロナで画家、フアン・アントニオと出会う。クリスティーナは彼に一目惚れをしつきあい始めるが、彼には美しく、激しいマリア・エレーナと言う妻がいた。

コメディ作品として前作『タロットカード殺人事件』は軽快なテイストの作品でしたが、今作はちょっと重めに仕上がっていました。男女の複雑な恋愛関係をおもしろおかしく描いていますが、ある意味では男女の恋愛関係に対して恐ろしさを感じるかもしれません。

理屈では割り切れない恋愛という人間の営みをアレン流に皮肉たっぷりに描いたと言ってもいいでしょう。

タイトルの『それでも恋するバルセロナ』には、結局どんな状況でも『恋愛』というのは人を激しく突き動かす、と言う意味も込められているのではないでしょうか。

さらに破滅に向かっているのに止められない、うまく行かないと分かっているのにズルズルと関係を続けてしまう、そんな端から見るには非常におもしろい人間を観察しているという見方もできそうです。

もちろん今回もペネロペやヨハンソンなどセクシーな女性が、アレン流のエロ目線でセクシーな姿を見せてくれますが、今回はペネロペの鬼気迫る愛憎の表情が、怖いながらもおもしろみを感じさせます。

スペインの女性がみんなあんな風だったら怖いけど…

kainとしてはアレン作品としては、軽快なコメディの方が好みでこの作品のようなやや重い恋愛コメディはちょっとあわない気がしました。

ただ、恋愛を第三者的に見るという視点から、滑稽な男女関係をのぞき見ている作品として皮肉たっぷりの視点で見るのが、いいのではないでしょうか。

公式HP:http://sore-koi.asmik-ace.co.jp/

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それでも恋するバルセロナ@映画生活

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☆★☆★☆ペネロペ・クルス出演作☆★☆★☆

☆★☆★☆スカーレット・ヨハンソン出演作☆★☆★☆

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『レスラー』を見ました

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ミッキー・ロークが見事な復活を果たし、アカデミー主演男優賞にもノミネートされた、『レスラー』を見ました。

かつての人気レスラー・ランディは、体力の限界を感じ引退を余儀なくされる。しかし、レスラーとして生きてきた彼にはリングを離れた生活は何の価値も感じられない人生となっていた。

まずはミッキー・ロークの迫真の演技に敬意を表したい。ランディのプロフィールとローク自身のそれがややかぶる点から、監督がどうしても彼で行きたいと言う要望を、強引に通したことから実現したキャスティングと言うことで、ローク自身も気合いの入り方が違ったのであろう。

さて、先日もプロレスラーの三沢氏が試合中の事故でなくなったが、派手にショーアップされているとはいえ、レスラーはきわめて危険な職業であることに代わりはない。

しかもアメリカではステロイド剤の服用など、健康面からも危険のある生活を送っている人が多い。これは劇中にも描かれているが薬をむやみに服用するのはとても危険なことだと言うことを考えてほしいと思う。

さて、ランディというのはレスラー一筋、そのためにはすべてを投げ捨ててきた男で、きわめて不器用な人間である。そのため家族を失い、生活力もゼロ。

病気のためもあり引退を決めたときにそのことが、彼に対して厳しい生活を強いる。レスラーとしての彼にとって、リングを降りると言うことで普通の生活に対して適応できない。そして、何とかレスラーとしての生活から離れようとしても、身に染みついたレスラーの習性をなかなか変えることができない。

なんとか人生を立て直すそうと、娘との関係を修復しようとしたり恋人との関係を構築しようとするが、ランディ自身の問題や相手の事情などによりなかなか要項な関係が築くことができない。

結果として、恋人や娘から見放されてしまうランディなのだが、この作品の肝はラストに向かいストーリー展開。一昨年公開された『ロッキー・ザ・ファイナル』などの復活劇の多くはかつての栄光を取り戻すことをポイントしていることが多いが、この『レスラー』ではそういったサクセスストーリーにしなかった点が、異色と言えば異色。

終わり方からも、ランディの孤独という物も感じたが、最後の試合で決め技を決めるとき、一瞬見た窓に恋人の姿が消えていたことが、彼の孤独をいっそう感じさせられた。

この作品のランディという男は、いわば職人的なレスラー。レスラー以外では生きていけない人間なのである。そんな悲しい男の人生を真正面からとらえて、しっかりと描ききったダーレン・アロノフスキー監督と、演じきったロークの二人の力によって、上質なヒューマンドラマとして見応えのある作品でした。

公式HP:http://www.wrestler.jp/

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レスラー@映画生活

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『トランスフォーマー/リベンジ』を見ました

命を持ったロボットたちの繰り広げる善と悪の戦いを描いた、『トランスフォーマー/リベンジ』を見ました。

ディセプティコンとの戦いから2年、サムは大学生となり親元やカミエラと離れ大学生活を始めた。しかし、サムがキューブのかけらを発見したことから、ディプセコン達との新たな戦いが始まろうとしていた。

元々は日本のおもちゃから始まった『トランスフォーマー』。前作も派手なアクションと分かり易いストーリーでヒットしたが、今度の作品もアクションシーン満載の娯楽作品に仕上がっています。

その展開の早さと言ったら、オープニングからエンディングまで一瞬の息つく暇も与えないほどです。娯楽作品としては本当に楽しめる作品です。

しかし、前作と比べて派手になってはいてもロボット同士の戦いとなれば、アップを多用しているためもあり戦いがわかりにくく敵味方をしっかりと描き分けていない点は、不親切と言えば不親切でした。

物語的にもトランスフォーマが何故地球にきたのかが最大の謎と言うことでしたが、意外にあっさり解決したり、世界中の遺跡を巡っている割には果たしてその必要があったのかな、と言った展開があるなど、ある意味娯楽作品に徹しているといえるでしょう。

第3弾を感じさせる終わり方でしたが、CGを多用したアクション作品は最近は興行収入がふるわなくなっていると言うこと、しかも昨今の不景気により製作予算も削減されていることなど、この手の作品には厳しい経済環境となっています。

そういった点からも、この作品ならではの見所と言った物が次の作品に求められるような気がします。

公式HP:http://www.tf-revenge.jp/

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トランスフォーマー/リベンジ@映画生活

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『消されたヘッドライン』を見ました

ラッセル・クロウとレイチェル・マクアダムスの二人が町で起きた殺人事件から、国家的な陰謀に迫る、『消されたヘッドライン』を見ました。

ある晩、ドラッグ中毒の黒人少年スタッグが何者かに射殺された。そして翌朝、国会議員スティーヴン・コリンズのもとで働く女性職員ソニア・ベーカーが出勤途中の地下鉄で不可解な死を遂げた。一見つながりの無いと思われた二つの事件だが、国会議員スティーヴン・コリンズの旧友カル(ラッセル・クロウ)は二つの事件の影に、多いな陰謀の匂いをかぎつける。

巨大な多国籍企業を追求する国会議員の秘書が謎の死を遂げるという、いかにも陰謀を感じさせる導入部から、次々と事件の真相に迫っていく展開は、表情にテンポが良く見ていて飽きない物でした。

さらに新聞社の内幕、そこで繰り広げられる『報道』という側面と、新聞社という企業としての側面も見ごたえあるものでした。

駆け出し新聞記者のレイチェル・マクアダムスは何時見てもいい演技をしています。彼女の目力どこかひきつける物を感じます。もちろんラッセル・クロウとベン・アフレックは貫禄十分の演技で緊張感を切らしません。

ただし、作品を通して見ると事件について疑問が残ってしまいました。ストーリーの2/3はある意味で、ミスリードを誘っているわけで、そこにいたるまでの正義感は何処にどうぶつければいいのか、という疑問を持ちます。(個々はネタバレになるので…)

またラストの暗殺者の行動にもいまひとつ納得いく説明が無いと感じました。

CMなどで盛んに宣伝されているのも含めて、作品の大きなからくりを終盤まで隠し続けるのは見事だったのですが、巨悪が残ってしまう?というのは釈然としない物を感じました。

ラストが消化不良ではあるものの、事件をめぐる意外性や人間性など、ミステリーサスペンスとしては十分楽しめる作品だと思います。

公式HP:http://kesareta.jp/

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消されたヘッドライン@映画生活

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☆★☆★☆ラッセル・クロウ出演作☆★☆★☆

☆★☆★☆ベン・アフレック出演作☆★☆★☆

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『おと・な・り』を見ました

この不景気のあおりを受けて、仕事の方やいろいろなことがごたついているため、趣味の映画に割く時間が少なくなってしまい、さらに文章にまとめる時間もなかなかとれないため、久しぶりの映画の感想になってしまいました。

以前よりペースは落ちますが少しずつ感想をアップしていきますので、応援よろしくお願いします。

-閑話休題-

岡田准一&麻生久美子の二人が、壁越しに聞こえるお音から、お互い惹かれあっていくというラブロマンス、『おと・な・り』を見ました。

古いアパートに住むお隣同士の聡と七緒。聡は風景写真家を目指しているが、今は人気モデルの専属カメラマン。七緒はフランス留学を控えたフラワーデザイナー。壁を通して聞こえてくるお互いの生活音が、何時しか顔も合わせた事の無い二人に、お互いを意識するようになっていく。そして、聡と七緒に人生の転機が訪れる。そのとき二人は大きな変化を感じる…

大きな音が壁越しに聞こえるというのなら、まだ我慢が出来るだろうが、この作品のように丸聞こえというのは、どうにも耐えられないような気がする。さらに、生活のリズムが違うとはいえ、全く顔を合わせたことのないというのも不自然といえば不自然。

しかし、ロマンス物としてみると面白いアイディアだといえる。特に前半登場する、谷村美月が登場しているあたりは、リズムも良くまた恋愛に対する心理を表していて、面白いと思った。

ただ、物語の中心たる二人の主人公を全く接点の無いまま進めていくという展開はやや苦しいのではないだろうか。後半に展開される二人の関係を考えると、声だけでもいづいてしまうのでは?と感じた。

作品を通してみても、二人が絡むエピソードというのが無く、それぞれにおきた事柄を、もう一方は壁越しに聞こえる音だけを知る、という展開は冗長で、またキャラクターに感情移入しにくい仕上がりといえた。

せっかく美男美女の二人をキャスティングしたのだから、もう少し盛り上がる展開が欲しいと感じる。

しかし、人によってはこの緩やかな展開がいいと感じるのかもしれない。麻生久美子の、ホンワカとした女性らしさがほっと感じるのは事実だし、だからこそ騙されてしまったときに、無理してフランス語会話を練習するシーンではちょっとひきつけられる物があった。

二人の顔合わせが意外とあっさりして、さらりとラストを迎えた点ももったいないと感じたが、作品を通して大人のラブロマンス、おとぎ話というように見ればこれはこれで楽しめる作品といえるでしょう。

エンドロールで展開される『音だけの二人の生活』は、なかなか気の聞いた演出だと思いました。

公式HP:http://www.oto-na-ri.com/

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消されたヘッドライン@映画生活

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☆★☆★☆麻生久美子出演作☆★☆★☆

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