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『スラムドッグ$ミリオネア』を見ました

スラム出身の少年が、クイズ番組でなぜ正解することが出来たのかを描き、今年のアカデミー賞を受賞した、『スラムドッグ$ミリオネア』を見ました。

ジャマールは、大人気テレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演、あと1問正解すれば番組史上最高の賞金を獲得できるところまで勝ち抜く。しかし、番組の司会者は不正をしているとして、詐欺容疑で警察に引き渡してしまう。学校にも行っていないスラム出身の孤児がなぜ全ての答を知り得たのか?

アカデミーを獲得したと言うことで話題となっていた作品ですが、作品はジャマールとラティカの恋愛を中心に周囲の大人に翻弄されるジャマール兄弟の物語と感じました。

スラムで暮らしていた少年時代から、18歳となるまでの人生をクイズの問題に絡めて紹介するわけですが、その時々に大人の理屈により人生に転機が訪れることになる。

それはインドという急成長する一方で、カースト制度の長い支配が続いた結果の貧困という格差のある社会で、純粋な少年をしたたかな大人たちが利用する理不尽な社会を厳しく批判する。

その身勝手な大人の象徴が、司会者のプレームであると思う。彼は自信の栄光を守るためこうかつな罠を仕掛ける。

しかし、その後の展開を考え合わせると、この作品の裏にあるのは『誠実さこそ人生を成功に導く』という『人間賛歌』であると思う。

だからこそ、ラストに向けてのサリームの行動展開も、自らの人生を振り返った結果の行動であろうし、ギャングのボスたちもその報いを受けたと言うことだろう。

ただし、私としてはジャマールの行動があまりに善人過ぎるのではないかと思った。厳しい環境で生き抜くことはきれい事だけではないのではないか。

一番納得のできない部分はラティカの人生。かの上はなぜあれほどの純粋さを保っていられたのか?ゲスなことは言いたくないが、ジャマールの送ってきた人生を考えると、ラティカにも過酷な人生があったはずである。にもかかわらず少女の時別れたジャマールのことを思い続けていたのか、その点に納得できる説明がなかったのは、人間描写としては物足りなく感じた。

今回アカデミー賞を受賞したのは、この作品が希望を捨てなければいつかは報われる、ということを表現しているからではないだろうか。もしそうであるならば、古き良き時代を懐かしむ風潮でこの作品を評価したのではないかと思う。

インドという普段はあまり接することのない国の文化的な側面を知ることができるという点と、ある意味で純愛物語としてみるといいのかもしれません。そしてインド映画らしいエンドロールの『見せ方』はなかなか見物ですよ。

公式HP:http://slumdog.gyao.jp/

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多くの人が映画の感想を書いていますので、ご覧になってみてください。

スラムドッグ$ミリオネア@映画生活

(V)o\o(V)

☆★☆★☆ダニー・ボイル監督作☆★☆★☆

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