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『おくりびと』を見ました

(この文章は1月末にまとめたものです。一部アカデミー賞についての記載をしましたが、そのままにしてあります。)

本木正弘主演で、死者を棺に納める納棺師を描いた、『おくりびと』を見ました。

オーケストラ奏者の夢をあきらめ、地元に帰った大悟は求人広告に応募した。しかし、それは納棺師という仕事だったが、大吾は妻との生活のためその仕事に就くのであった。しかし、周囲の見る目は冷たく、妻にも理解してもらえない生活だった。

テーマ的に非常に珍しい作品に仕上がっていると思います。日本式の葬儀を正面からとらえ、しかも、死者を棺に納めるという儀式の中でもかなり特殊な部分を取り上げ、親族にとっては生から死の橋渡しでありながら、他者にとっては死者と取り扱うという忌み嫌われる面も描いて、大変興味深い作品でした。

この作品原作を読んだ本木自身が積極的に映画化に動いたということで、演技にも死者に対する尊厳と緊張感を漂わせています。にもかかわらず全体を通しては暗くなりそうなテーマを、コミカルな話を織り込んで、上手に観客を楽しませてくれます。

ただ、物語の本質は生と死ということで、その点については考えさせる部分が多々ありました。この点が日本の文化的側面を表しています。そのことは、風呂屋の女性に関する物語と大吾自身が父を納棺する物語によく表れています。

死者に対する尊厳、あるいは死者との別れに対する心構え、そういったものをしっかりと区切りをつけるための納棺の儀式。今回アカデミー賞の外国映画賞にノミネートされましたが、この作品のテーマ自体が、日本人的に見ても地味で、さらに死者に対する文化的宗教的な違いがあるので、はたしてアメリカ人に理解してもらえるのかは、少し難しいのではないでしょうか。

しかし、映画作品としてみると家族や友人との心の交流というものに関して、とても考えさせられる、大変いい作品だと思いますので、機会があればぜひご覧になることをお勧めします。

公式HP:http://www.okuribito.jp/

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多くの人が映画の感想を書いていますので、ご覧になってみてください。

おくりびと@映画生活

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