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『チェ 39歳別れの手紙』を見ました

ソダーバーグ監督が描くチェ・ゲバラ二部作の後編、『チェ 39歳 別れの手紙』を見ました。

キューバ革命を成功に導いたゲバラは、貧しい中南米諸国を救うと言う夢を捨てられず、盟友カストロに一通の『別れの手紙』をしたためてボリビアへと旅立った。

第一部『28歳の革命』では成功を上り詰める過程が描かれたわけですが、『39歳別れの手紙』では夢と現実の差を知らされ、絶望の淵に追い込まれる過程が描かれます。

キューバ革命の時と違い、ゲリラのリーダーとなったゲバラではあったが、カストロのような政治感覚がなく、また軍事的にはアメリカの後ろ盾を受けたグアテマラ政府の攻撃に、後手後手に回ってしまう。

この点はもともとは医者であり、特に軍事的な専門訓練を受けていないゲバラでは、なすすべがなかっただろう。特にグアテマラ政府軍には、第二次大戦中にフランスのレジスタンス狩りを指揮した、元ナチスの将校クラウス・バルビーが軍事顧問として指揮を執っている。

そもそもアメリカの後ろ盾でかくまわれていたバルビーはゲリラ戦のプロとして、情報を駆使してゲバラたちゲリラを追い詰めていくわけである。

そしてキューバ革命の英雄としてのゲバラではあるが、グアテマラでは外国人であるがゆえに、最も革命に必要な人身掌握の障害になってしまう。そんな偏見によって失望を味わうことなどもしっかりと描かれ、人として苦しむゲバラの苦悩が伝わりました。

この作品を見て、やはり革命のような大きな時代の動きには、人間一人ではどうにも出来ない物が存在するのだと感じます。これこそが、級ー場では成功し、グアテマラでは失敗した大きな原因でしょう。

そして、一度動き出してしまえば中々とめることの出来ない、人の運命。その運命に導かれたゲバラ自身も時代の露と消え、その名を歴史にとどめることになった。

若き革命家が、理想を追い求め理想のために散っていった、そんな人生をkの作品で追体験知ることが出来ました。

公式HP:http://che.gyao.jp/

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チェ 39歳 別れの手紙@映画生活

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» 『チェ 39歳 別れの手紙(CHE: PART TWO/GUERRILLA)』 [CHAOS(カオス)]
人民のための革命を追い続けてキューバとカストロに別れを告げたチェ・ゲバラ。 カストロと共にキューバの統治に携わっていたら彼のカリスマ性はここまで高くはならなかっただろう。 前編(28歳の革命)に比べるとわかりやすい展開だった。 冒頭、別れの手紙をカストロが読み上げるシーンから、ボリビアでの苦闘、そして死、切ない展開だった。 喘息を患いながらジャングルを進むチェ・ゲバラの姿はなんとも痛々しかった。 それにしてもチェ・ゲバラをここまで革命に駆り立てたものは何だったん... [続きを読む]

受信: 2009年3月22日 (日) 23時29分

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