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『K-20/怪人二十面相・伝』を見ました

江戸川乱歩の創作した怪人二十面相を、新たな解釈で映像化した『K-20/怪人二十面相・伝』を見ました。

太平洋戦争を回避したもう一つの日本。軍部独裁色の強い社会では貧富の差が拡大、身分差別のはびこる世界となっていた。そんな社会で富める者から華麗に金品を奪う男、怪人二十面相。二十面相のライバルで名探偵の明智小五郎。そしてサーカスの曲芸師・遠藤平吉の3人の運命が交差する…

怪人二十面相と少年探偵団の物語は子供向けの探偵小説ではありましたが、江戸川乱歩氏が本格的な推理小説として世に送り出し、このシリーズを読み始めたことで小説に親しむようになった人も多かったと思います。

『K-20/怪人二十面相・伝』はオリジナルを研究し、再構成した原作を映像化した作品であり、オリジナルとは若干異なる部分はありますが、怪人二十面を活躍させる良い舞台となっています。

特に昭和の時代を再現しつつ戦争の被害の無い帝都を再現したCGは、『Always 三丁目の夕日』のスタッフが参加していることもあり、それらしい雰囲気を出していました。

またストーリー的にも込み入った展開は無く、少年時代に親しんだ『怪人二十面相』の小説のように、大人から子供まで見て楽しめる作品に仕上がっており、年末年始に家族で映画を見るのに、お勧めできる作品だと思います。

物語の核心は、『二十面相は誰なのか』ということですが、これに関してはラストに向けての仕掛けは、分かる人にはわかってしまいそうです。というのも小説などを読んだことがある人にとっては『二十面相って○○じゃないの』と思ったことは一度はあるのではないでしょうか。

さて、作品中のアイディアには色々と面白いものがあるのですが、その中でも迫力なのは、金城武演じる平吉が、地図に描いた直線をその通りに走る、と言うアクションシーンです。ここではアクションスターの面目躍如で、見事としか言いようのないアクションを見せてくれます。

ただし、彼については台詞が棒読みと言うか、感情がこもってないと言うか、どうにもいえない違和感を感じました。香港訛りとか中国訛りみたいなものでしょうか。この点はもう少し発音を練習してもらいたいものです。

作品のヒロインとなるのが松たか子ですが、白いドレスでのお嬢様役からオートジャイロのパイロットと大活躍しています。ちょっと浮世離れした言動のパートも、彼女の醸し出す雰囲気が不自然さを打ち消しており、今回の役にピタリと嵌っています。

少し残念だったのは、ストーリー展開の関係から、明智小五郎と二十面相の行き詰る知能船といったものが用意されていなかった点です。オリジナルの見所が全くかけている点は、少年探偵団に親しんだ世代にとっては物足りないものでした。

終盤の二十面相との対決やオートジャイロの飛行シーンのCG処理については、ちょっと無理やりな部分もありましたが、娯楽作品としてみると許容できる範囲のマイナスだと思います。

かつて少年少女時代に少年探偵団にあこがれたおじさんおばさんは、是非ともお子さんと一緒に映画館に足を運んでみてください。

公式HP:http://www.k-20.jp/

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多くの人が映画の感想を書いていますので、ご覧になってみてください。

K-20 怪人二十面相・伝@映画生活

(V)o\o(V)

☆★☆★☆金城武出演作☆★☆★☆

☆★☆★☆松たか子出演作☆★☆★☆

☆★☆★☆怪人二十面相関係☆★☆★☆

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