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2009年1月の記事

『007/慰めの報酬』を見ました

ダニエル・クレイグが演じる新生ボンド第二弾、『007/慰めの報酬』を見ました。

ヴェスパーを失った007は、その復習のためかの上を殺した組織について調査を始める。ハイチで組織の幹部グリーンに接近しようとしたボンドの前に謎の女カミーユが現れる。やがてグリーンがボリビアの革命をたくらみ地下資源の独占を画策していることを突き止める。

まず、前作『カジノ・ロワイヤル』から直接つながる続編ということで、前作を見てから劇場に足を運ぶことをお勧めします。

クレイグになってからリアリズム思考となった007/ジェームス・ボンドカラーがいっそうはっきりと打ち出された作品となっています。ある意味では『ジェイソン・ボーン』シリーズといってもいいくらいの肉体を駆使した作品です。

その意味でショーン・コネリーから続いた、華のあるボンドと比べて、非常に汗臭い人間的なボンド像を前作にも増して打ち出しています。これは第20作『ダイ・アナザー・デイ』で透明になる車を打ち出していたシリーズとは180度方向転換し、人間としてのボンドを描くことを目的に製作されていることが良くわかります。

焦燥感をあからさまに表情に出し、Mの指令を無視する。ジョークなどは言わず、ひたすら復讐の為に行動する、そこにはかつてのスーパーヒーロー的な007とは、大きく課へ離れたものでした。

ただ、そうなるとこの作品が『007』である必要があるのか、という点は疑問が残りますが…

また、ボンド・ガールについても前作でヴェスパーが死んだ事からわかる様に、ボンドの添え物としての女性ではなく、こちらも人間として描かれるようになっており、今回のカミーユもエキゾチックな魅力を見せますが、決して女性の色気を振りまくのではない点からもわかります。

ボンドとのラストについても従来シリーズとは一線を画し、ある意味あっさりとした別れ方をしました。

今日の世界情勢をあらわしているのが、MI6やCIAが必ずしもボンドに味方しない点でしょう。そのため孤独な戦いを強いられる事になるのですが、超兵器などを使わない設定がこの状況をさらにリアルに感じさせます。

肉体を駆使したアクションは前作でも取り入れられ、新ボンドを印象付けましたが、今回はシリーズの中でも一番暴力的といっても良いのではないでしょうか。その分アクションシーンの迫力は、最近の作品の中でも群を抜く出来といっても良いでしょう。特にはじめのカーアクションシーンでは、従来ならボンドカーの活躍する場面ですが、今回の場合、アストンマーチンはボロボロにされてしまいました。

ボンドの行く先々で、接触する相手が死を迎える展開は、華麗なボンド時代のファンには少し受け入れにくいのではないかと思います。

冷戦というスパイの活躍する時代が去ったとき007は娯楽スパイ映画としての道を探りました。しかし、派手な展開の007映画は興行的にも評価的にも迷走していたと言う感じを受けましたが、前作と今作を合わせて『新ボンド誕生編』とも言うべき作品に仕上がり、21世紀のボンドをスタートさせたといっても良いのではないでしょうか。

追伸:過去のシリーズへのオマージュとして『ゴールドフィンガー』の黄金の遺体に対する、『暗黒の遺体』が登場したのには思わずニヤリとしてしまいました。

公式HP:http://www.sonypictures.jp/movies/quantumofsolace/

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007/慰めの報酬@映画生活

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☆★☆★☆007シリーズ作品☆★☆★☆

☆★☆★☆ダニエル・クレイグ出演作☆★☆★☆

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『K-20/怪人二十面相・伝』を見ました

江戸川乱歩の創作した怪人二十面相を、新たな解釈で映像化した『K-20/怪人二十面相・伝』を見ました。

太平洋戦争を回避したもう一つの日本。軍部独裁色の強い社会では貧富の差が拡大、身分差別のはびこる世界となっていた。そんな社会で富める者から華麗に金品を奪う男、怪人二十面相。二十面相のライバルで名探偵の明智小五郎。そしてサーカスの曲芸師・遠藤平吉の3人の運命が交差する…

怪人二十面相と少年探偵団の物語は子供向けの探偵小説ではありましたが、江戸川乱歩氏が本格的な推理小説として世に送り出し、このシリーズを読み始めたことで小説に親しむようになった人も多かったと思います。

『K-20/怪人二十面相・伝』はオリジナルを研究し、再構成した原作を映像化した作品であり、オリジナルとは若干異なる部分はありますが、怪人二十面を活躍させる良い舞台となっています。

特に昭和の時代を再現しつつ戦争の被害の無い帝都を再現したCGは、『Always 三丁目の夕日』のスタッフが参加していることもあり、それらしい雰囲気を出していました。

またストーリー的にも込み入った展開は無く、少年時代に親しんだ『怪人二十面相』の小説のように、大人から子供まで見て楽しめる作品に仕上がっており、年末年始に家族で映画を見るのに、お勧めできる作品だと思います。

物語の核心は、『二十面相は誰なのか』ということですが、これに関してはラストに向けての仕掛けは、分かる人にはわかってしまいそうです。というのも小説などを読んだことがある人にとっては『二十面相って○○じゃないの』と思ったことは一度はあるのではないでしょうか。

さて、作品中のアイディアには色々と面白いものがあるのですが、その中でも迫力なのは、金城武演じる平吉が、地図に描いた直線をその通りに走る、と言うアクションシーンです。ここではアクションスターの面目躍如で、見事としか言いようのないアクションを見せてくれます。

ただし、彼については台詞が棒読みと言うか、感情がこもってないと言うか、どうにもいえない違和感を感じました。香港訛りとか中国訛りみたいなものでしょうか。この点はもう少し発音を練習してもらいたいものです。

作品のヒロインとなるのが松たか子ですが、白いドレスでのお嬢様役からオートジャイロのパイロットと大活躍しています。ちょっと浮世離れした言動のパートも、彼女の醸し出す雰囲気が不自然さを打ち消しており、今回の役にピタリと嵌っています。

少し残念だったのは、ストーリー展開の関係から、明智小五郎と二十面相の行き詰る知能船といったものが用意されていなかった点です。オリジナルの見所が全くかけている点は、少年探偵団に親しんだ世代にとっては物足りないものでした。

終盤の二十面相との対決やオートジャイロの飛行シーンのCG処理については、ちょっと無理やりな部分もありましたが、娯楽作品としてみると許容できる範囲のマイナスだと思います。

かつて少年少女時代に少年探偵団にあこがれたおじさんおばさんは、是非ともお子さんと一緒に映画館に足を運んでみてください。

公式HP:http://www.k-20.jp/

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K-20 怪人二十面相・伝@映画生活

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☆★☆★☆金城武出演作☆★☆★☆

☆★☆★☆松たか子出演作☆★☆★☆

☆★☆★☆怪人二十面相関係☆★☆★☆

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『ブロードウェイ♪ブロードウェイ♪ コーラスラインにかける夢』を見ました

ブロードウェイで再演される『コーラスライン』の、キャスティング等の裏側を描いた、『ブロードウェイ♪ブロードウェイ♪ コーラスラインにかける夢』を見ました。

1975年の初演された伝説のミュージカル『コーラスライン』が再演されることになった。3000人ものダンサーたちがオーディションに集まり、過酷な選抜競争が始まる、選ばれるのは19人。ダンサーたちの生活を描いたこの作品に、誰もが自分と重ね合わせて挑戦する。

『コーラスライン』は世界的にファンの多い作品で、日本でも劇団四季により上演されています。また1985年にリチャード・アッテンボロー監督により映画化もされました。

ストーリーはコーラスダンサーのオーディションを通して、ダンサー達の姿を描くと言うものです。一人一人が色々な悩みを持ちながら、ダンスにかける人生を語る群像劇として、大変すばらしい作品です。

さてその『コーラスライン』が再演されることから、この作品が始まります。そこにはオリジナルのキャストたちや、かつての作品に対する思い入れの強いスタッフが集められた。

『コーラスライン』を目指すダンサー達はアメリカはおろか世界中から集まってくる。しかし選ばれるのは19人。それぞれ自分が挑戦する約に対して、自分こそという思いを持って挑戦してきていた。

ブロードウェイと言う競争の厳しい世界で、勝ち残るべく色々な努力を積み重ねる、ダンサー達を見ていると心を打たれるものがありました。また、競争に負けて消えてゆく人たちの背中を見ると、心が痛むことを感じます。

しかし、スタッフ・ダンサーを含め『コーラスライン』をよりいい物にしたいという思いを作品を通して感じることが出来ました。

ただし、最低限『コーラスライン』の登場人物などはしっかりと把握している必要があります。作品中では誰がどんな役かは軽くしか触れられませんので、役名からどんなキャラクターなのかは理解していたほうがいいでしょう。

この作品を通して舞台の裏側を見ることが、より『コーラスライン』をさらに好きになる契機になりそうな作品です。

公式HP:http://broadway-movie.jp/

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ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢@映画生活

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☆★☆★☆『コーラスライン』関係作品☆★☆★☆

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『ミラーズ』を見ました

ジャック・バウワーことキーファ・サザーランドが鏡に潜む恐怖と対決する、『ミラーズ』を見ました。

5年前の大火災で廃墟と化したメイフラワー百貨店の廃墟。事件の証拠として穂演されている建物で警備員をしている元刑事ベンは、建物の中にある異様な鏡に触れてしまう。その瞬間から恐るべき運命がベンを襲う…。

韓国映画のリメイクと言うことだが、オリジナルは未見なので比較はできません。しかし、作品の感じとしてはミステリー色の強いホラー作品でした。

監督のアレクサンドル・アジャはフランス作品『ハイテンション』と言うスプラッタホラー作品が有名ですが、この作品でもかなりどぎつい表現があり、特に前半はスプラッタ映画も顔負けです。

しかし、後半に入ると鏡にまつわる謎に迫るミステリー色が濃くなるためか、残酷描写が押さえ気味となります。この点は監督の意図することだったのか、製作側が興行的な部分を考えて表現を抑えたのではないかと思いますが、前半後半でチグハグな感じを感じました。

鏡と言う洋の東西を問わない不可思議アイテムですが、この鏡の不思議さをデパートのセット構成がさらに不気味さを引き立てていました。特にすすで汚れたマネキンや、ショーケースにかけられた黒い布に対して、差し込む光のラインがはっきりとは分かるハイライトなど、鏡を中心とした恐怖の舞台の雰囲気満載です。

キーファー・サザーランドはどうしても『ジャック・バウアー』のイメージが忘れられず、アクションシーンを見るとどうしてもジャックとイメージが重なってしまいました。

鏡を使った演出は現代のCG技術の賜物か、見事としか言いようがありませんでした。CMでも使われた、エイミー・スマートが口を切り裂くシーンでの鏡の使い方などは、本当に不気味かつ恐ろしい仕上がりでした。

そして、鏡の謎の本性を簡単に明かさず、あの少年がまさか、とか色々ミスリードを誘おうとしていましたが、そこはちょっと弱かった。

後半の謎解き部分がややあっさりしていたと感じますが、そこに至るまでの伏線の張り方は中々興味深く見ることが出来ました。

そしてラストの意外な結末は、『まさか』の一言に尽きますね!

公式HP:http://movies.foxjapan.com/mirrors/

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ミラーズ@映画生活

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☆★☆★☆キーファー・サザーランド出演作品☆★☆★☆

『24』シリーズは面白いけど、

見始めるとやめられなくなるかも。

☆★☆★☆アレクサンドル・アジャ監督作品☆★☆★☆

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『ハッピーフライト』を見ました

『ウォータボーイズ』『スウィングガールズ』の矢口監督が、空港を舞台に1機の飛行機が飛び立つ過程を描いた、『ハッピーフライト』を見ました。

ある日の羽田空港、ホノルル行き1980便には機長昇格最終試験の副操縦士・鈴木和博、初めての海外路線勤務のキャビンアテンダント、斎藤悦子が乗り組んでいた。そして1980便を定時運行させるべく、機内・空港内・地上整備のスタッフ達が働いていたのだが…。

矢口監督の作品と言えば、テーマに対してやたらと深いリサーチとその映像化がなされるのが特徴だが、この作品でも『飛行機オタク』もびっくりと言うようなマニアックな言葉が飛び交う。各用語をうまく解説をしてくれるので、飛行機に興味の無い方でも十分楽しめます。

とにかく1機の飛行機が飛び立つのにどれだけ多くの人がかかわっているのかが良く分かります。その意味で、空港で働く人の群像劇と言っていいのではないでしょうか。

その中で田畑智子演じるグランドスタッフ達の見えない苦労と言うか、縁の下の力持ちな仕事振りに感心し、思わず『がんばれ田畑智子!』と応援していました。

田畑智子はこう言うごく普通のOLなどをやらせると、本当にうまく、役に入り込んでいる演技が大変すばらしい。彼女の表情はがんばる女性の姿をうまく表現できています。

さて、機長昇格を賭ける鈴木和博を演じるのは田辺誠一。少し浮ついた副機長だが、厳しいと言われる時任三郎演じる原田機長に対して何とかいいところを見せようとするたびに、悪いところが出てしまうと言う役どころ。

初めは彼がドタバタを演じるのかと思ったがそうではなかった。

物語中でも語られるが、飛行機の事故発生率は自動車に比べればはるかに低いことは統計学的に証明されている。ただし、飛行機の場合は『1件』の事故での被害者数あるいは被害額ははるかに大きい。その為小さなアクシデントも見逃さない、緊急事態にも二重三重の安元対策を施すなどの事故防止策がなされているのだが、それをうまく運用することが出来るのもパイロットを初めとした航空機にかかわる人たちの訓練の賜物であることが、この作品を通してよく分かります。

緊急事態になったときの鈴木が次々と迫られる一つ一つの決断に的確な判断を下せるか否かは、彼が操縦する1980便に乗る全員の命を飽津かる子とを考えると、決して簡単なものではないと思います。

飛行機を飛ばすことにどれだけ多くの人がかかわっているのか、そのことをこの作品を通して知ることが出来ると言うのは、作品の価値としても十分価値のあるものがと思います。

しかもただ重苦しいだけでなく、飛行機を飛ばすために繰り広げられる悲喜こもごもの事件が、見ていて面白いものがあります。 CAの綾瀬はるかと吹石一恵のやり取り等は、憧れの職業から遠く離れた重労働であることが良く分かります

この作品はANAの全面協力の下で製作されているので、ANAの宣伝が強く出るのではないかと思いましたが、出来上がった作品には空港職員を含む航空関係者に対してのリスペクトを感じました。

公式HP:http://www.happyflight.jp/

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ハッピーフライト@映画生活

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☆★☆★☆矢口監督作☆★☆★☆

☆★☆★☆田畑智子出演作☆★☆★☆

☆★☆★☆田辺誠一出演作☆★☆★☆

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『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』を見ました

戦争映画を本当の戦地で撮影してしまうと言うナンセンス・コメディ作品、『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』を見ました。

ベトナム戦争の英雄の手記を映像化する『トロピック・サンダー』。撮影が始まって数日もしないのに、俳優のわがままや撮影トラブルで予算をあっという間に超過。困り果てた監督は本当の戦地で撮影することを考え出す。

まずアイディアが面白い!今のハリウッドならもしかしたらあるかもと思ってしまう。さらにそこに追い込む鬼ディレクターがまさかのあの人。あの迫力には新人監督なら戦地でもどこでも映画を撮りに行ってしまいそう。

さて、癖のある俳優を演じるのは、ベン・スティラー、ロバート・ダウニーJr、ジャック・ブラックの3人。ハリウッドではとにかく俳優のわがままに頭を抱えてると言う噂を聞くが、今回の3人も自己主張がすごい。しかも3人の意見が全くかみ合わないのだから、この組み合わせ自体が問題ありでしょう?と言いたくなる。

そんな癖のある3人をそれぞれがうまく演じているのはさすがと言うべきだろう。特にダウニーJrの黒人の演技は怪演だった。

しかし、今のハリウッドをおちょくる事のすごいことすごいこと。動物愛護の精神をあざ笑い、人種差別をあげつらう、同性愛を馬鹿にし、最後は子供に暴力を振るう。今のハリウッド映画のタブーをことごとく批判するところが、個人的にはとても気に入りました!

個人的には2008年見た作品の中でもベスト3に入れたいコメディ作品ですが、好き嫌いがはっきり分かれる作品だと思います。

公式HP:http://www.shijosaitei.jp/

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トロピック・サンダー 史上最低の作戦@映画生活

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☆★☆★☆ベン・スティラー出演作☆★☆★☆

☆★☆★☆ジャック・ブラック出演作☆★☆★☆

☆★☆★☆ロバート・ダウニーJr出演作☆★☆★☆

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『地球が静止する日』を見ました

往年の名作『地球の制止する日』を、キアヌ・リーブス主演でリメイクした『地球が静止する日』を見ました。

NYのセントラルパークに巨大な球体が飛来し、その中から一体の生物が現れた。宇宙からの使者・クラトゥと名乗る彼は、メッセージを世界の首脳に伝えたいというが、アメリカ政府ははそれを拒否してしまう。

オリジナルはだいぶ前に一度見たことがあるだけだったが、ややコミカルな部分のある当時の冷戦体制を風刺した作品だったと記憶しています。

リメイクされた『地球が静止する日』は作風を完全にディザスタームービーとして製作されました。その為、宇宙からの警告も地球と言う星を守るためと言うものに変えられています。

この点は環境問題に焦点を当てたほうが現代の社会情勢とマッチするのだろうと考えたのでしょうが、ラストの収束のさせ方とあわせて考えると、無理のある題材ではなかったかと思います。

キアヌ・リーブスは相変わらず無表情な二枚目役ですが、今回は少年との係わりなどを通じて考えを変えるのですが、どうもその過程が分かりにくかった。というより突然心変わりしたように感じた。その点はキャラをうまく表現できていなかった気がする。

同じことはジェニファー・コネリーにも言え、宇宙からの試写と入ってるけどもあまりにフレンドリー過ぎないか?、と突っ込みを入れたくなってしまう。

ただ、この二人を差し置いてダントツで納得できないキャラクターが少年・ジェイコブ。いくらなんでもこんな行動は無いだろと言うことをどんどんするし、都合が悪くなると『お父さんが恋しい』みたいなことを言い出すこのキャラには、さすがに辟易してしまった。

地球が襲われるシーンは今のCG技術を使い大迫力ですが、脚本自体がオリジナルと差別化に重きを置くあまり、メインテーマやキャラクターに深みを与えることが出来なかったのが残念です。

公式HP:http://microsites2.foxinternational.com/jp/chikyu/

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地球が静止する日@映画生活

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☆★☆★☆キアヌ・リーブス出演作☆★☆★☆

☆★☆★☆ジェニファー・コネリー出演作☆★☆★☆

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『デス・レース』を見ました

ジェイソン・ステイサム出演の、近未来カーアクション映画『デス・レース』を見ました。

近未来のアメリカ。民営化され刑務所では自由を賭けた、死のレースが行われ、それがTV中継されることで刑務所の運営がなされていた。罠に嵌められて服役したジェンセン・エイムズは、身代わりとなりレースに出場することになる。

すっかりしかめっ面の親父役ばかりのステイサムだが、この作品でも『トランスポータ』や『ローグ・アサシン』等と同じような役柄であった。さすがにアクションの切れが良いことから、不自然さは感じないのだが、どの作品でも似たような役で、彼の将来が心配になる。

ポール・W・S・アンダーソン監督ということで、とにかく派手な演出がすごいのだが、そのすごさを越していたのがジョアン・アレンの、悪魔のような所長役。

とにかく冷血、無慈悲の形容詞がぴったりで、さらにその執念深さと言ったら地獄の底までも追って来そうな迫力です。うまい役者は何をやらせてもうまいのですが、果たしてこの作品でここまでの演技力を発揮する必要があったのだろうか?

あと、B級作品として車、バイオレンスと繰ればもう一つのアイテムはセクシー女性。これの登場のさせ方が面白く、ナビゲータとしてレースに参加すると言うルールを創り上げ、しかも女囚にも拘らずみんなスタイル抜群のセクシー美女。しかもコスチュームがラインのきれいに出るボディスーツ。まさにB級映画の王道です!

作品としてはカーアクションと言えるので、メインのレースシーンは大迫力。派手に改造はされているが、ベース車がかろうじて分かるあたりもこの手の作品好きにはポイント高そうです。

またTVゲームのようなレースの仕掛けも、見ている側には分かりやすかった。そして、無敵のドレットノートが登場するあたりは、アンダーソン監督の嗜好が伺えて面白い。

ただし、ちょっと残酷なシーンがあるのは減点かも。尼エイ必要性を感じなかったし。それ以外は車同士がぶつかり合い、潰しあうレースの醍醐味が味わえました。

ラストに向けての仕掛けも中々練られていますが、ラストについてはややありきたり。そして、エンドロール後の一言は気になりました。

公式HP:http://www.deathrace.jp/

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デス・レース@映画生活

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☆★☆★☆ポール・W・S・アンダーソン監督作品☆★☆★☆

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