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『レッドクリフ Part1』を見ました

ジョン・ウー監督が三国志の中の赤壁の戦いを映像化した、『レッドクリフ Part1』を見ました。

西暦208年河北統一を果たした曹操は天下統一のため呉の孫権をを打つための軍を上げる。新野の地を曹操の為に追われた劉備は呉の孫権の助力を得るべく孔明を使者として呉との同盟を確立しようとしていた。

日本でも比較的メジャーな歴史物語『三国志』。今回エイベックスの映画業界参入に選んだ素材としては、手堅い選択だったと思う。また日中合同製作と言う点から、金城武やトニー・レオンと言った人気俳優がキャスティングされ、公開前から話題をさらっていた。

ただ、この事前キャンペーンについては誇大広告と言われてもしょうがないような内容と言わなければならない。試写の段階で2部作だったことをはじめて知った人が多かったと言うことで、急遽『part1』の文字を入れたことや、予告編などで『三国志を完全映画化』とうたってしまったりと、宣伝方法に誠実さや正確さを欠いているといわなければいけない。

さて、ジョン・ウー監督と言えば『M.I.2』などのアクション作品のイメージが強いが、この『レッドクリフ』も華麗な剣戟や見事なフォーメーションの騎兵戦を見るに当たっては非情にすばらしいものがある。

また、日本で人気のある関羽や張飛、趙雲にはこれでもかとばかりのアクションシーンが用意されていて、日本の『三国志』ファンにも見所満載である。

そして、台湾出身のリン・チーリンが素敵な女性に描かれていました。日本で言うと癒し系みたいな女性です。

この作品は正史『三国志』ではなく『三国志演義』をベースにしているので曹操はとことん悪役に描かれていますが、今回演じたチャン・フォンイーが憎たらしいながらも貫禄ある曹操を演じていました。

と、ここまではGoodポイントなんですが、少々欠点と感じる点があります。

まずは、戦闘シーンの描き方が古代の戦闘ではなくPSのゲーム『三国無双』にしか見えない。主要な武将はなぜか突撃してくる騎馬隊目の前に、一人で飛び出してくるし、槍の使い手の趙雲が、槍も持たずに敵に突撃して、相手の投げつけてきた槍を空中でつかんで、自分の武器にしたり、などなどひとつのシーンとしては見栄えはいいかもしれないが、歴史ドラマとしてはどうなのかと思ってしまう。

そういった点を考えると、監督は歴史を元にしたドラマを作りたいのか、アクション劇を作りたいのか、はっきりとコンセプトを定めるべきではなかったのか?

また作品の構成もドラマ部分が弱く、決断力があるのかないのかはっきりしない孫権や、琴を弾くことでお互いを分かり合ってしまう周兪と孔明など、安っぽい青春ドラマのような展開で、歴史上の英雄達を人間として描ききれていない。

そういった意味で、三国志をベースにした作品ではあるが、本格的な歴史物ではなく、名場面シーンの集合体のような作品と感じました。

公式HP:http://redcliff.jp/index.html

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多くの人が映画の感想を書いていますので、ご覧になってみてください。

レッドクリフ Part I@映画生活

(V)o\o(V)

☆★☆★☆ジョン・ウー監督作品☆★☆★☆

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