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『庭から昇ったロケット雲』を見ました

元宇宙飛行士候補生の農夫が、個人の力で宇宙に行こうとする『庭から昇ったロケット雲』を見ました。

ファーマーは元宇宙飛行士訓練生で、今は実家の農場をついで生活していた。しかし、宇宙への思いは断ちがたく、自宅の納屋に個人で宇宙ロケットを作り上げ、宇宙へと挑戦しようとしてた。

宇宙開発というと月着陸やスペースシャトルと言ったものが浮かぶと思います。もちろん多額の費用がかかる宇宙開発は個人のレベルで出来るものではありません。

それではこの作品は荒唐無稽な夢物語なのでしょうか?

答えはどちらともです。

幾ら元訓練生だったとしてもすべてを自作でロケットを創り上げることは無理に近いでしょう。しかし、この作品が辛口で描いているのは宇宙への夢ではなく、宇宙開発の遅れです。

作品中でも語られますが、月への道のりは約5年で達成されました。しかし、その後宇宙開発は停滞し、人類の宇宙への道は大きく進歩していません。

その点を個人が宇宙へ挑戦すると言う、一種荒唐無稽なテーマから問題提起している点が、皮肉が利いていて面白いと感じます。

ただ、主人公のチャーリー・ファーマーが宇宙へ挑戦したいと言う意気込みと言うか迫力が今ひとつ感じられないのが、この作品に力を感じられない理由だと思います。

個人が宇宙へ行くことがテーマなので、家族愛が絡められるのですが、この展開は、表面的な感じ出してしまい、感情移入できませんでした。

ところで、本作でモデルとされたアトラス型ロケットは元ICBMということが語られますが、皮肉なことにアメリカのロケット計画は、ミサイル開発計画と表裏一体です。

そして宇宙開発が最も進んだのは、米ソの冷戦の最も激しい時期でもありました。したがって作品中でも語られるように、ロケット開発=ミサイル開発の側面も確かに存在します。

作品としてみると、やや物足りない作品ですが、家族愛をテーマにしたドラマとしてみると面白いもかも知れません。

http://www.rocket-gumo.jp/

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kain

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