『20世紀少年』を見ました

浦沢直樹氏原作の人気漫画を映像化した、『20世紀少年』を見ました。
コンビニを経営するケンジは、ある日お得意先だった霧島教授が一家で蒸発したことを知る。霧島の家を訪れたケンジは奇妙なマークを見つける。そのマークは子供のころ、自分達の仲間内で用いていたマークだった。そのマークを使った組織は『ともだち』と呼ばれる謎の男に率いられていた。
kainは原作を読んだことはありませんが原作の漫画は22巻+2巻と言う膨大な物とのこと。その原作を3部作で映像化しようというのであるが、今回の『1』を見るとその膨大な原作を、忠実に再現するために物語がやや駆け足になっているように感じる。
また、これは原作どおりなのかもしれないが、都合よく記憶が戻ったりするかと思えば、ある建物の絵がどう見てもあの建物なのに誰一人気付かない等、漫画と言う絵での表現では納得できるものが、実写になるとわざと気づいていないようにしか見えなくなってしまうなど、映画としては無理のある展開が感じられる。
ただ、作品としてはまずまず纏まっており、かろうじて1本の作品として成立していると言える。また、カット割などは原作漫画を参考にしていると言うことで、スクリーン映えするカットが多いことも印象強かった。
演じる唐沢寿明は、ぱっとしないコンビに店長から、正義感に燃える中年男性をきっちりと演じ分けている点、好感を感じた。特に眼の表情が良い。流石は舞台などでの活躍で、演技を磨いてきた役者だと思う。
3部作の第1部と言うことで、色々なキャラが登場したが、正直に言うとどの人が誰だったか分からなくなる時があり、この辺は原作の漫画を読んでいないと、一度見ただけでは把握できないのではないだろうか。
また、色々な伏線を張っているようで意外とあっけなく解決してしまったりと、原作に忠実にするあまり、見所に出来そうなパートをさらりと肩透かしを食らわせるなど、ややもったいない構成を感じた。
kainとしては第2部を見る前に、原作漫画を読んでみようかとも思った。
原作を知らないと楽しめないか部分もあるかもしれないが、映画としてみて、決してひどい作りではないと思う。kainは素直に第2部も見てみたいと感じる作品だった。
その上で原作漫画を読んで、トリビア的なネタを仕入れていればもっと楽しめるのではないかと感じた。
http://www.20thboys.com/index.html
kain
☆★☆★☆堤幸彦監督作品☆★☆★☆
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