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『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』を見ました

『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』を見ました

蘇ったミイラとブレンダン・フレイザー演じるリックとその家族の戦いを描いた、『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』を見ました。

第二次世界大戦後、冒険生活から足を洗い平凡な生活を送っているオコーネル夫妻。一方二人の息子アレックスま、中国で古代の皇帝の墓を発掘した。実かのろいにより封じられていた皇帝を蘇らせようと、中国軍の将軍がたくらんでいた。

前2作はエジプトを舞台としていた作品ですが(放題の『ハムナプトラ』は古代エジプトの町の名前)、今回は中国を舞台に変更。また、レーチェル・ワイズの降板により、新たにマリア・ベロがキャスティングされた。

このマリア・ベロがどうにもミスマッチ。前作から約20年後という設定なのだが、かつては博物館に勤めていた筈だが、考古学に関する知識を持ち合わせているという描写が無く、かつてのような知的な部分が欠けている。

舞台が中国というのも、問題があったと思う。まず、中国で蘇るのは『ミイラ(原題のMummy)』ではなく兵馬俑。しかも蘇った皇帝はドラゴンに変身したりする。

前作まではミイラというものが実在し、しかも古代の文献を元に蘇る、それが古代エジプト文化とうまくミックスされ不気味さを加えていたが、今回はそんな文化的な背景が加味されず、ファンタジー作品のような展開であった。

この事は作品全編で感じられ、この脚本が『ハムナプトラ』シリーズ用であるか、疑いたくなった。また軽いウィットにとんだギャクが魅力の作品だったが、今作の場合、ギャグというより悪ふざけと言わざるを得ない部分が、特に前半多かった。

おそらく今作は、ホラー系のテイストを抑え、アクション映画としての魅力を前面に出したつもりだろうが、これはシリーズのファンにとっては残念な結果だったと感じた。

キャスティングに関してもジェット・リーが皇帝役に必要だったのか、キャスティングしたのであれば、前作までの『イムホテップ』の様な、もっと魅力ある悪役に仕上げられなかったのかと感じる。

家族の愛なども描こうとしているのだが、違和感ありすぎる舞台設定とあまりに急な展開で、キャラクターを深く感じることが出来ないので、家族の絆といわれても、その場しのぎとなってしまっている。

この作品は従来のシリーズとは違って、家族で楽しむアクション娯楽作品に仕上がっていると思う。ロブ・コーエン監督は前作『ステルス』でもファンタジー作品のような脚本で作品を作り上げたが、テーマとあまりに違いすぎたため評価はいまひとつであったと記憶している。

今作でも従来のシリーズが持っていた、ホラー要素を削ってしまったことなどから、監督自身が『ハムナプトラ』シリーズに魅力を感じていたのかという事に大いに疑問を感じます。

『ハムナプトラ3』は今までのシリーズファンには、違和感を感じる作品だと思います。ただ、単独の作品としてみれば派手なVFXを使った、迫力の映像満載で、夏休みに家族で楽しむ娯楽作品としてみれば、まずまずの出来だといえるでしょう。

http://www.hamunaptra3.com/

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kain

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