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『ランボー 最後の戦場』を見ました

シルベスター・スタローンの、ロッキーと並ぶ当たり役、ランボーの4度目の映画化となる、『ランボー 最後の戦場』を見ました。

ビルマ国内の民族弾圧を受ける人たちを救おうとボランティア団体が、ビルマへの輸送をランボーに依頼してきた。闘いから逃れて暮らしていたランボーであるが、純粋な思いを持ったサラに心を動かされ、彼らをビルマに送り届ける。しかし、彼らはビルマ軍にとられられてしまう…

『一人ぼっちの軍隊』と表現される、ジョン・ランボー。ベトナム戦争ではコマンドとして活躍しながら、その後国内で不当に貶められたため、国を追われた過去を持つ男。

そんな彼を戦場に駆り立てるのが、純粋なボランティアの心と言うのが、やや違和感を感じる。穿った見方をすれば、アメリカンジャスティスト/アメリカの正義ではないのかと見えてしまう。

日本では『ミャンマー』の新国名で呼んでいるが、アメリカ初めヨーロッパ諸国では、軍政による国名変更を認めていないので、作品中ではビルマと呼ばれている国が舞台。

現在アメリカとはほぼ断絶状態であるため、暴虐の限りを尽くすビルマ兵たちの描写は、目を覆わんばかりである。そのほか、戦闘シーンについては、体調の悪い時に見ることは、絶対にやめたほうがいい、と感じるほどのグロテスクな表現である。

言葉で言い表すと、普通の作品では『硝煙や燃料が燃えるにおいを感じる』とすると、この作品は『戦場の腐臭を感じられる』と表現できるほどです。

ただ、そこで起きるビルマ兵の行為は、難民の証言を元に創り上げたということで、まるっきりの嘘ではないと感じ、権力を握るとこれ程ひどいことが出来るのかと、悲しく暗くなります。

作品中の物語は、とらわれたアメリカ人たちを救出する単純な話であるが、ランボーや傭兵達の戦闘アクションは派手ではないがリアルに描かれている。特にゲリラ戦というものの雰囲気がこれ程感じられるのは、ちょっと無いのではないだろうか。

さて、この作品のラストでランボーは、第一作と同じシュチュエーションに立つ。戦うことに誇りを見出したのか、それとも国に受け入れられる何かをつかんだのか、中々意味深なラストであった。

完全リアリズムな戦場アクション作品として完成度は高いのですが、R-15ということからも分かるとおり、表現のキツイ作品でもありますので、それなりに覚悟して、ご覧になることをお勧めします。

http://rambo.gyao.jp/

ランボー 最後の戦場@映画生活

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