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2008年2月の記事

『俺たちフィギュアスケータ』を見ました

スケートをテーマに、男子シングルで問題を起こした二人のプロスケータが、ペアを組んで男子ペアチームとして復活する『俺たちフィギュアスケータ』を見ました。

スケートのワールドカップ予選で同率1位となった、マイケルズとジミー。二人はライバル同士であったが、性格は正反対。あろう事かつまらない言い争いで表彰式をめちゃくちゃにしてしまう。結果二人は男子シングル競技からの永久追放を言い渡される。

それから3年、規則の抜け穴を見つけ二人は史上初の『男子ペア』チームそして競技に復活する。

始めから終わりまで、本当にばかばかしい!もう『くだらない』としか言いようがない作品。もちろんそれを狙った作品であるのは言うまでもない。従って、『ウィル・フェレルがプロスケータにの体型じゃない』とか『男子ペアである必然性がない』等というのは御法度。そんなこという奴には『そんなこと初めから分かってるんだよ!』と力強く言ってやりましょう。

物語は単純克つ明快、スポ根物のテイストも若干入ってはいるが、それにしても悪のりであること間違いなし。必殺技の『鉄の蓮の花』に至っては、大爆笑でした。この悪のり表現はあの『SAW』シリーズを越えてるかも(笑)

実は話の筋はそれほどおかしい分けじゃない。しかし、フェレルのエロエロぶりやライバルのダメ男ぶりに加えて、ペア競技のライバルとその妹がこれまた、あきれるほどのおもしろさ。さらに、ジミーを応援するおかまのファンや、本名で登場のナンシー・ケリガンなど、一瞬といえども画面から目を離せない。

ウィル・フェレルは日本では今ひとつ人気はないが、アメリカでは大スター。しかもサインをするときの態度が一番悪いと言われるほど、注目されている人(ちなみに一番態度がよいのはジョニー・デップ)。

エマ・トンプソンと共演した『主人公はボクだった』や日本未公開ながら本国では大ヒットした『タラテガナイト オーバルの狼』等、主演も多い人です。

元々コメディアンなので、今作のようなコメディ作品にはぴったりですが、強烈すぎるルックスとどぎつい下ネタには、ついてこれない人もいるでしょう。

ただ、相方となるジョン・ヘダーもそうですが、スケートについてはそれなりにトレーニングを積んだのか、リンクを滑る姿は『まあまあ』様になっています。(『ぶよぶよのおなかはどう見てもスポーツマンじゃない』なんてくれぐれも言わないでください)

もう一つ、この作品で受難なのが、大会マスコット。最近は何かというとマスコットを利用したプロモーションが行われますが、そんなスポーツ大会の傾向を皮肉るためか、この作品の2体のマスコットには悲惨な扱いが待っています。

とにかく馬鹿馬鹿しい展開から始まり、そのまま馬鹿馬鹿しい話が続き、ラストで壮大な馬鹿馬鹿しさを感じさせてくれる、そんな作品です。見る側も理屈抜きで馬鹿笑いしてあげましょう。

PS.作品中にあの偉大なる将軍様がカメオ出演(?)されていたのにはびっくりでした。

http://oretachi.gyao.jp/

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kain

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『テラビシアにかける橋』を見ました

児童文学の原作を映像化したファンタジー作品、『テラビシアにかける橋』を見ました。

いじめられっ子のジェスは、学校や家庭でも息苦しさを感じる毎日。そんな彼の楽しみは、自分の空想を絵に描くこと。そんなある日、ジェスの学校にレスリーという女の子が転校してきた。レスリーはちょっと変わっているが、運動は抜群、自分の意見もはっきりしていた上、ジェスのお隣に引っ越してきたのだった。友達となった二人は、森の中に空想の世界『テラビシア』を作り出していった…

元々は児童文学と言うことで、子供の目線から見た日常が描かれます。しかし、物語の根底を流れるものは、消して子供向けというわけではありません。子供同士のたわいのない言動や考えが、実は残酷なことにつながっている、と言う点も描かれています。

しかし、レスリーを演じたアンナソフィア・ロブの表情が、チャーミングで常に明るく感じるものがありました。キーラ・ナイトレイにも似ている気がしますが、鮮やかな金髪と相まって、ボーイッシュな美少女の役にぴったりでした。

大人には理解できない世界、あるいは理解しようとしない世界があると言うことがこの作品のポイントですが、その世界を二つこの作品では提示します。一つはジェスとレスリーの空想王国『テラビシア』、もう一つは学校などの子供達の社会です。

この二つを上手く組み合わせつつ、二人の友情の深まり、その結果テラビシアでの冒険がさらに広がる、そんな展開は見る側をとても温かい気持ちにしてくれます。その冒険を通してジェス達は成長していくのですが、終盤には悲しい出来事が待っています。

大人になることは、必ずしも夢ばかりではなく失うものもある、そしてそこから立ち直ることが大切である、と言いたいのでしょう。その為にもラストで、テラビシアには新たな橋がかけられる事になったのだと思います。

ただ、中盤から終盤の展開に関して、ちょっと物足りなさも感じました。何となく悲劇の予感はあったのですが、やや突然すぎた気もしますし、その後の展開が前半とはすっかり変わった、幼い心の内面を問うような描写が続いたのも、少し暗すぎるという感じを受けました。

相対的に見ると、子供向けと言うには重すぎるし、大人向けと言うにはテーマが幼すぎるという感じでした。しかし、今作のアンナソフィア・ロブに関しては、今後成長の期待できる子役であるといえます。

http://terabithia.jp/

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『団塊ボーイズ』を見ました

アメリカでは意外にもヒットした、トラボルタをはじめとした、4人のおじさん達の冒険を描いた『団塊ボーイズ』を見ました。

自己破産したウッディ、歯医者でストレス&メタボの毎日のダグ、小説家志望のボビー、パソコンオタクのダドリーの4人は、バイクチーム『ワイルド・ホッグス』のメンバー。4人は平凡な日常を抜け出すため1週間のバイク旅行に出かける。その途中…

アメリカでのスマッシュヒットは聞いていたので、是非、見たいと思っていました。今回出張できた新潟で上映中だったので、早速見てきました。

おそらく、若い人(20代まで)には『なんか盛り上がりに欠けるなぁ』というのが、作品を見た後の感想ではないでしょうか。

作品の中の冒険は、ごく平凡な毎日から一歩、いや半歩踏み出した冒険。だから、ヒーローは登場しないし、息をのむスペクタクルシーンも無し。中年太りのおじさん達が、何とか頑張る姿が描かれるのみ。

しかし、これを見る『中年』世代には大冒険と見えるんです!(←力説)

4人の演技もしっかりしているのはもちろんですが、何か力の抜けた自然な雰囲気を出していて、見ている方に『リアル』なおじさん像を見せてくれます。

存在感たっぷりで、しかもダメさ加減も一番のトラボルタ。彼がこの作品では、本当に楽しんでいるように見える。もちろんおじさんとしての『ハート』も全編に渡って見せるのは流石である。

合わせて、ウィリアム・H・メイシーが、ちょっと間の抜けたお人好しを演じているが、流石に名脇役で、メリハリがきいていながらも、消して目立ち過ぎず、克つポイントはしっかり演じている。

ティム・アレン、マーティン・ローレンスの二人もしっかりとキャラクターを押さえており、4人がそろってホントにおじさん達が、日常から飛び出した冒険の中にいる喜びを感じられる。

一方で妙に力の入った演技が、逆にコメディチックになったしまったのがレイ・リオッタ。トラブルになる暴走族のリーダーなのだが、如何せん4人のおじさんが相手では、彼の演技力が発揮されればされるほど、コミカルに見えてしまう。(ちなみに、それを逆手に利用したのが、エンドロールで披露されるのでお見逃し無く)

そして、ラストにはある有名俳優がカメオ出演。バイク映画には欠かせないこの人、渋い、渋すぎる…

と言うわけで、30代後半以降の世代の男性、言い換えれば『おじさん』には是非、是非見てもらって、人生の馬力にして欲しい、おじさん応援映画です!!!

http://www.movies.co.jp/dankaiboys/

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『チーム・バチスタの栄光』を見ました

竹内結子&阿部寛のコンビが、心臓のバチスタ手術にまつわる事件の真相に迫る、『チーム・バチスタの栄光』を見ました。

天才心臓外科医・桐生恭一率いる心臓外科チームは、難しいとされるバチスタ手術を26回連続で成功させていた。しかし、その後連続して3回の失敗に及んで、原因究明のために調査が開始される。その調査を命じられたのは心療内科医の田口。彼女は聞き取り調査を進め、事件性なしと結論付ける。しかし、この結果に厚労省の白鳥が異議を唱える。

kainにとって竹内結子の前作は『サイドカーに犬』ですが、そのときの役とは違ってどこかのんびりした善人の役柄。ある意味では病院の中でもいてもいなくても良いような存在で、調査に関しても突っ込みが甘くはじめから本気で無いことが読み取れる。

そんなつかみ所の無い女医が、この作品では出ずっぱりで、前半は『竹内結子ファン向けの映画?』と思ってしまうほど。しかし、物語の複線はそれなりに張られているのだが、これはラストまでなかなか気づきにくい。

そして、竹内結子の調査に割り込んでくるのが、阿部寛演じる白鳥。阿部寛は昨年の『バブルへGO』でも、キャリア役人を演じており、今作の役とややかぶっている。ただ、このような小さな権力を背景にした役人の役には、ぴったりと言っておこう。

前半の田口の調査は、どちらかと言うとチームバチスタのメンバー紹介。それを深く掘り下げるのは阿部寛が登場してからという展開になっている。ただこの展開にしては、阿部が登場するのが遅いため、後半の展開がかなり窮屈と言うか、テンポが早すぎるように感じた。

また、作品をサスペンスに仕立てるのかミステリーに仕立てるのかはっきりしなかったと感じます。しかも、竹内&阿部のためにソフトボールシーンをはさむなど、作品の中心軸がはっきりしていない。その結果、せっかくこった謎解きを用意していたのが、盛り上がりに欠けてしまったように感じます。

本格ミステリー作品としてはやや物足りないものの、2時間飽きさせないストーリと、竹内結子の魅力を堪能できる作品です。

http://www.team-b.jp/index.html

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『シルク』を見ました

役所広司の出演が話題となった、『シルク』を見ました。

19世紀のフランス、軍を退役し製糸会社を共同経営するエルヴェ(マイケル・ピット)は、蚕のたまご買い付けのため日本へ向かう。そこで彼は出会った日本人・原十兵衛(役所広司)の好意を受けたが、それ以上に彼の妻(芦名星)にひきつけられた。何度か日本へ向かうエルヴェだが彼の妻・エレーヌ(キーラ・ナイトレイ)は、一抹の寂しさw感じていた…

日本・カナダ・イタリア共同制作の作品のため、『奇抜な』日本は全く無く、驚くことに地名なども性格に表現されていたのは正直驚いた。

作品はやや難解なラブストーリー。特に芦名星演じる少女をどのように捉えるのかが作品の鍵になる。とにかくこの芦名星が、ミステリアスな魅力を120%表現、台詞は一言も無いのに存在感たっぷりでした。

この少女が以下に魅力的に見えるかは、かなり苦労した部分であると思います。というのは、作品中のヒロインとしてキーラ・ナイトレイがキャスティングされ、その明るい魅力も作品に盛り込まれています。

その為、その対照的なものを表現するため、どこか影ある描写で、両者の違いを際立たせる必要があり、その結果、芦名星の台詞を廃し、表情や仕草で見せることにしたのでしょう。

この芦名星の魅力をうまく表現できたことで、エルヴェが生死の危険をかけ何度も日本に赴くことに、理由付けできたと思います。

日本パートに対して、フランスパートでは夫婦でありながらどこか他人行儀名感じの二人が描かれますが、実はこの展開が、後半に意味を持ちます。

作品としての出来を考えると、ラストに向けての展開が難解で万人向けとは言いにくい作品でした。しかし、映像の美しさや心地よい音楽とあわせ、心の琴線を振るわせる大人の恋愛物語でした。

http://www.silk-movie.com/

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ここでがんばってこそ!

井上、現役続行の意向 妻の亜希さんとも話し合い

kainは、井上選手と結婚した東原亜希という女性が、競馬番組のMCをやっていたのも知りませんでしたし、その予想の結果どういわれていたのかも、結婚されるまで知りませんでした。

しかし、ここのところの井上選手の不調をまるで東原さんとの結婚のせいというような意見が(たとえ冗談とは言え)、マスコミなどでも取り上げられているようです。

井上選手の年齢を考えると、今は確かに現役として厳しい時期に差し掛かっているので、成績が振るわないのは残念なことです。

しかし、せっかく結婚した奥様のために、がんばって欲しい!
いや、がんばれ!

ここで力を出してこそ、真の男だ!

フレー、フレー、井上!

東原さんも周りがなんと言おうが、気にしないことです。
そんな肝っ玉の小さな旦那じゃないでしょう。苦しいときだからこそ、支えてあげることです。スポーツ選手は体力面はもちろんメンタル面でも集中できてこそ、よい結果に結びつくのだから!

二人でこの時を乗り切って、目指せ北京五輪!

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仙台地区上映情報

2月は正月映画シーズンと春休みシーズンの合間の、映画の端境期のような季節。アカデミー賞候補作品がかかり始める季節ですが、映画館側もいろいろと知恵を絞っているようです。

そんな中kainの良く行く映画館では、過去の名作を再上映する企画が行われます。

まず、仙台市から少し離れた109Cinemas富谷(ここはkainの家から車で10分、私の一番良く行く映画館です)では今週『ローマの休日』(~2/15迄)を上映中です。もちろんオードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペックが主演の、恋愛映画の永遠の名作。見たことの無い人はもちろん、DVDなどで見たことのある人も、劇場のスクリーンでご覧になれる機会です。

さらに来週は『ショコラ』&『ウエスト・サイド物語』を1週間限定で上映。『ウエスト・サイド物語』などは今となっては中々劇場で見ることが出来ないので、大画面&優れた音響で見てみるのも良いのではないでしょうか?

もう一本、昨年の邦画で、単館上映にもかかわらず口コミで評判が広がり大ヒットした『キサラギ』が2/23~2/29の1週間限定で、MOVIX仙台・利府で上映されます(MOVIXグループ全国一斉イベントのようですので、お近くにMOVIXのある方は確認してみてください)。

この『キサラギ』、仙台では単館の劇場でかかったので、上映期間が短かったと記憶してます。kainが昨年見た作品の中で、ベスト3に入るほど完成度の高い作品ですので、この機会に是非劇場でご覧になってみては以下かでしょうか?

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『28週後…』を見ました

人間を狂わせる『Rage』ウィルスの恐怖と、追い詰められた際の人間の恐怖を描いた『28週後…』を見ました。

Regeウィルスの感染者がほぼ餓死した英国本土。そこにはアメリカ軍により復興が進められていた。英国本土の復興が進むにつれ、海外に逃れた英国民が帰国し、少しずつ生活も復興するようになっていった。スペイン旅行中で難を逃れたタミーとアンディの姉弟も無事帰国し、軍の監視下に置かれたなか父親ドンとの再会を果たす。しかし、母親を失った悲しみから、写真を取りに監視外のエリアに出た姉弟は、そこで死んだはずの母親に出会った…

前作『28日後…』はウィルスの恐怖を表面で描きながら、人間の本質の醜さをダイレクトに取り上げ大ヒットした作品。今作でもそのテイストは失われていませんが、人間の醜さをアメリカ批判に置き換えたようになっています。

物語は家族愛をメインにしていますが、作品冒頭で母親を失うドンの行動を、批判的に取るのか肯定的ににとらえるのかによって、微妙に解釈が分かれるのではないかと思います。この部分の解釈をもう少しわかりやすく描いてもらうと、作品に入り込みやすかったのではないかという記がします。ちなみにkainはやや批判的に捕らえており、ドンという人物を卑怯者と感じました。

帰国した姉弟が母を発見するという辺りまでは何とか理解できました。しかし、その後、感染が広がる部分はちょっと納得できない部分です。ウィルスの危険がある人物に、殆どノーチェックで近づけると言うことはあまりにもいい加減な気がします。

この感染してからは前作のようなスピーディな展開です。そしてその感染の速度以上にスピーディなのが、米軍の攻撃という辺りはヨーロッパ作品らしいと感じます。本来、復興のために配置されている米軍が、あっという間に事態をコントロールできなくなり、あろう事か避難した市民を皆殺しにするように指示する点は、今のアメリカ軍の行動を痛烈に批判しているのでしょう。

一方、その米軍の中にも、ウィルスに感染しても発病しないことから、ワクチンを開発できると考える軍医のスカーレット、少年を殺せという指示に疑問を感じ命令に違反するドイルが、姉弟を救うために協力します。

ただ、kainとしてはこの家族はあまりにも不注意が過ぎるかな、と言う風に感じました。危険地区に平気で入り込んだり、感染の可能性がある人物に安易日かずいたりと、この作品における事件はこの家族の不注意が引き起こしたんじゃないの?と思わざるを得ませんでした。

しかし、この作品最大の皮肉はラストシーンです。善意が必ずしも正義ならず、と言うことでしょうか。

前作『28週後…』には残念ながら及びませんが、ハリウッド的なド派手なゾンビものとはちょっとテイストの違う、ゾンビ作品として及第点の出来と言えると思います。

http://movies.foxjapan.com/28weekslater/

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kain

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