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『ロンリーハート』を見ました

実在した犯罪者カップル・レイ&マーサと、彼らを追う刑事達を描いた『ロンリーハート』を見ました。

結婚詐欺師のレイは、あるときマーサという女性に危機を救われたことが原因で、詐欺コンビを結成する。しかし、嫉妬深いマーサと組むことによりレイは次第に危険な犯罪にのめりこんでゆく。

1950年代初めの物語にあわせて、ゆったりとしたトーンとで物語が進んでいく。しかしそこに描かれるのは嫉妬深い女性にひきづられる、哀れな結婚詐欺師の姿でした。このマーサを演じるのはサルマ・ハエック。彼女の演技は今回まさにブッチギリの出来、男向ける甘い目線の女性的な美しさに対して、嫉妬に狂った表情は、まさに鬼。そしてラスト死刑になる直前の姿はまるで別人のようでした。

さらには被害者に向ける視線が、しっかりとその時の心を表し、見ている側に恐怖を感じさせる視線でした。嫉妬に駆られる時の表情の変化、そしてその後の行動に移った時、何か破滅的な人生を生きる、一種の高揚感あるいは官能的な表情が、マーサという女性の愛情表現ということでしょうか。

一方彼らを追うロビンソン刑事役には、ジョン・トラボルタ。妻を自殺で失った男で、何か目標を失った男が、自殺した女性の事件に対しては鋭く捜査していく。妻を失ったことから立ち直るきっかけを、事件の捜査の中で見出していく姿はトラボルタらしく、ちょっと弱みを持っていながらタフに見せる男にぴったりでした。

刑事として犯人を追いながら、家族との軋轢や心の傷を抱えて生きることの難しさ、しかしその使命感こそが生きる価値であり、自らの復活のきっかけになるあたりは、出来すぎていえますが一人の男性の生き方として、好感を持ちました。

全体のトーンがゆったりしていて、物語もゆっくり進みますが、冗長ということは感じません。レイやマーサ、ロビンソンにしっかりと焦点を当て、彼らがどのように事件にかかわっているかが描かれています。その点では犯罪者と刑事のサスペンスのようなものはあまり無く、犯罪者とそれを追う刑事のドラマを描いた作品です。

http://www.lonelyheart.jp/

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