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『魍魎の匣』を見ました

京極夏彦原作の京極堂シリーズ第二弾『魍魎の匣』を見ました。

終戦より7年。東京では連続美少女殺人事件が発生していた。探偵の榎木津は引退した女優・柚木陽子の娘が誘拐された事件を調査していた。一方、作家の関口は、連続美少女殺人事件の調査を続けるうちに、箱に悪霊を閉じ込めると言う新興宗教団体に行き当たった…

前作『姑獲鳥の夏』は、原作の不気味な雰囲気を、忠実に映像化したため、全体として暗く、また最大の謎があまりに無理があり、作品としては今ひとつの出来であった。

しかし、今作は監督が交代し前作より明るい作風に仕上がっています。またシリーズ物と言うことで、キャラ設定を解説する必要もなくなったので、いきなり物語が動き始めます。(レギュラメンバーでは関口演じる椎名桔平のみ交代しています)

もちろん原作はあの分厚い小説なので、映画化にあたってはかなりの内容をオミットしていると言うことは容易に想像できます。そこで今作は、4人のキャラクタを中心に各パートを構成しています。その切り替わりにはテロップを出し、見る側には誰を見れば良いのかがわかり易く伝わりました。

作品が推理サスペンス物なので内容には触れられませんが、前作と比べるとかなり出来はよくなっていると思います。

堤真一演じる京極堂や阿部寛演じる榎木津探偵はもちろん大活躍で、演技もはまっているのですが、前作ではあまり活躍の無かった田中麗奈演じる敦子に見せ場が用意され、彼女のキュートさが引き出されていたのに好感が持てました。

今作のゲストは黒木瞳と柄本明ですが、特に柄本明がお見事。役柄にぴったり合ったマッドな感じが出てました。さすがはベテランです。

物語としては日本古来の『魍魎』と言う言葉から想像すると、ちょっと肩透かしを食らいます。もちろんそこにいたる道筋はしっかりと示されていますから、不自然な感じは薄いのですが、映像化されてしまうとSF作品テイストを感じざるを得ませんでした。

原作を読んでいないので、小説からのファンとは受ける感じが違うと思いますが、今作は推理サスペンスとしてはまずまずの出来上がりだと思います。邦画ではこの分野の作品にヒットが無いのですが、あと一息パワーがほしいと言う感じでしょうか。

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